2011年07月05日

悲しいとき、悔しいときは悩んでいないで連絡ください、
















すごく いい話を 読んだんで、

忘れないうちに、書いておこう、(笑)


秋田県の小さな町、八峰町が、学力日本一の町になった、

都会にある、優秀な学習塾が、一軒も無い町です、


冒頭の言葉は、この町の教育長の名刺に書いてある言葉です、


一人の、人間が町を変える事が出来ます、

こんな、政治家が欲しいと、心から思います、


特に、福岡県の政治家に、読んで欲しいな~


上に立つ人間は、上からモノを言うんでは無く、

みんなの下にたち、みんなを支える覚悟が大事だと感じる、







      「学習塾のない学力日本一の町」
       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


千葉良一(ちば・りょういち=秋田県八峰町教育委員会教育長)

             『致知』2011年7月号「致知随想」
             ※肩書きは『致知』掲載当時のものです


…………………………………………………………………………………………………

 秋田県の西北、白神山地の麓に位置する八峰町。
 二〇〇八年十二月、当時の寺田典城秋田県知事(現参議院議員)は、
 その年に実施された全国学力テストの
 秋田県市町村別平均正答率を公表しました。
 
 秋田県は小学六年、中学三年の成績が
 ともに全国トップクラスで、
 人口約九千人の当町の小学六年生が
 学力日本一と報道されました。
 
 以来、日本各地はもちろん海外からの取材や
 視察の申し込みが後を絶たず、
 この現象はいまも続いており、五百件を超えました。


 学習塾もない辺境の小さな町が
 なぜ日本一になれたのか。
 
 
 教育長の私はよくこのような質問を受けます。
 しかし、正直申し上げて理由は私にもよく分からないのです。
 特別なことは何もありません。
 
 当たり前のことを当たり前にやってきた。
 そう答えるしかありませんが、
 授業の様子を実際に見学された方々は一様に、
 教師や子供たちの目の輝きに驚かれるようです。


 日本一の話はともかくとして、
 私たちの町には一つの自慢があります。
 地域の人間関係がとてもよいのです。
 
 三世代同居の家庭が多く、お年寄りは子供を、
 子供はお年寄りを大切にする気風が根付いています。
 それに学校や教師への地域の信頼があつく、
 新聞で目にする給食費未納問題も
 モンスターペアレンツも不登校もゼロです。

 自然豊かな環境の下、
 いわば町ぐるみで子育てをしようという雰囲気が、
 高い学力を育む土壌になってきたと
 いえるのではないでしょうか。
 
 八峰町では戦後、教師育成の一環として
 師範学校に進む若者に多くの補助金を出して
 援助した時期がありましたが、
 それくらい教育を大切にする歴史もまた
 誇るべきものがあると思っています。

 その土壌の上に、現在では教職員OBの学校活動への参加、
 授業を聞くだけでなく子供同士がお互いに勉強を教え合う
 「学び合い」、国際交流、少人数教育など
 いろいろな工夫改善を図っているところです。
 学力の高さは、これらの相乗効果なのかもしれません。

 子供たちの学力が高まると、
 教師たちの志気も高まります。
 
 町内の小学校三校と中学校二校の教師たちが
 自主的に集まり、同じ課題に取り組む勉強会は
 どこよりも熱心ですし、それが高水準な授業内容を
 維持する一つの要因となっています。

 私の役割は、そういう教師たちが
 授業や学級活動に思い切り専念できるよう
 全力を挙げてバックアップすることです。

 いま日本全国の教師は保護者の身勝手なクレーム、
 過剰なマスコミ報道に常に神経を尖らせ、
 心はすっかり萎縮してしまっています。
 
 その結果、子供への指導がついつい及び腰になり、
 プロ意識が薄れつつあるのが現状です。
 
 私は当町の教師に絶対にそうなってほしくありません。
 
 何か問題があれば教育長である私自身が
 前面に出る覚悟で日々の仕事に臨んでいるのです。

 私の名刺は少しユニークです。
 表面に
 
 
 「嬉しいときはいりません。
  悲しいとき、悔しいときは悩んでいないで連絡ください」
  
 
 と記し、裏面には携帯電話の番号とパソコン、
 携帯電話のメールアドレスを公開して
 二十四時間対応で受け付けています。
 
 この名刺を教師や保護者などに配り、
 万一の時にはいつでも駆けつけ、
 自分の全責任で処理します。
 
 代わりに、教師には授業、生活指導を含め
 子供たちの教育に全身全霊を傾けていただく。
 これが私の方針であり、
 幸いにしてそれはうまくいっています。

 ユニークといえば、私の経歴もそうかもしれません。
 若い頃は郵便局に勤務し、
 その後はNTTの営業の第一線で働きました。
 
 夜討ち朝駆けで県内の事業所を回り、
 コンピュータなど通信機器の販売で
 大きな実績を挙げる猛烈セールスマンでした。

 クレーム対応で夜中に現場に駆けつけることも
 日常茶飯事でした。
 こちらの誠意を示すことで、
 クレームを寄せられたお客様を
 強い味方にできることも覚えていきました。

 その後、郵便局時代の先輩である町長から
 声を掛けていただき、収入役、助役を経て
 二〇〇六年に教育長を拝命しましたが、
 サラリーマン時代に築いた
 コミュニケーション力や人脈、誠意、執念、眼力
 といったものが、まったく未知の世界だった
 教育の世界でここまで役立つとは思ってもいませんでした。

 いま、二十四時間体制で保護者や教師、
 子供たちの相談を受け付けていて、
 何かあればすぐに出向くのも、
 この時の経験と自信があるからです。

 私のもとには、いろいろな相談が寄せられます。
 複雑な家庭の事情を抱え、
 人知れず苦悩する子供たちの話には特に胸が痛みます。
 
 そういう子供たちが私と話をする中で
 明るさを取り戻してくれる時、
 私の目にはいつも涙が溢れています。
 
 時には所構わず大泣きすることもあります。
 彼らの成長ぶりを見るために、
 学校を訪問するのは私の喜びの一つとなっているのです。
 このような私の仕事が、
 八峰町の学力向上にどこまで役立っているかは分かりません。
 
 しかし、子供たち、そして伝統的土壌と教育環境を
 全力を挙げて守り抜く覚悟があります。

 幸いにして八峰町の学力は
 現在も全国で高順位を維持していますが、
 私はそれ以上にすべての子供たちが、
 一人の例外なくいつも輝いていてくれることを望んでやみません。


「一人の子供を粗末にする時、
 その教育(町)は光を失う」


 手帳に大きく記した自らの信念を、
 これからも貫いていきたいと思います。




























麦酒を飲みながら、読んでいても、

麦酒で、心が洗われるね!(笑)


Posted by ハービー at 09:00│Comments(0)
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